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受験学力は社会に出て仕事で役に立つのか?

たまたまNHKのテレビ番組「仕事ハッケン伝」を見た。

インテリ芸人がジブリ映画の新聞広告を担当する体験を描いたもの。
彼はインテリだけあって、
絵コンテを短時間ですらすらと読み、
過去のジブリ映画にどんな新聞広告が使われたかその傾向を徹底分析する。

このやり方は

受験勉強で身につけられるものであり、
その際、現代文の読解力がモノをいう。
受験優等生の力である。

その後、自分のアイディアを百個を目標に出していく。
このやり方は小論文で教えている「拡散思考」=ブレイン・ストーミングそのもの。
どんどんコピーのネタを出していく。

何度か、やりとりがあって、
その間、彼はプロデューサーから、コピー・ライティングの能力を高く評価される。

ある程度コピーが絞られてきて、
最後に彼は、本当はそのプロデューサーは頭のなかにコピーを用意しているはずだと推測する。

なぜなら、こんな大事な仕事を他人に任せられないはずだから。
彼自身、放送作家に任せて思った通りにいったためしがなかったから。

そこで、彼は
これまでの話し合いからプロデューサーが何を述べていたのか、
メモ書きをもとに振り返ってみる(これも傾向分析)。
そして、きっとこんなコピーを考えるはずだというものを最後に提示する。

すると、
そのプロデューサーは「やっぱり難しいね」と言って、
自分の案を提示する。

ところが、
それは何と以前、
この芸人自身が発案したコピーに手を加えたものだった。

最後の最後で、相手に答えを求めてしまった彼だったが、
実は自分の中に素晴らしい案があったことを
プロデューサーから見せつけられた形だ。

予め決まった答えを相手の中に探しにいく、
という発想はまさに受験勉強的である。

しかし、少なくともアイディア段階では、
彼は、プロデューサーの認めたように、
優れた独創性をもっていたことになる。

彼は自分で自分を信じられなかった。

ここから言えること。

受験勉強はしっかりやった方がいい。
それはどんな仕事を命じられても、
自分なりにアプローチできる技法となるからである。

しかし、それだけでは足りない。

アイディアを出してくるのは自分の思考力、発想力である。
(まぁ、これも受験小論文である程度たかめていける)

そしてそれだけでも足りない。

解なき世界からの問いに対して、
自分の思考や発想を自信をもって提示する行動力は、
受験学力だけては決して身につかない。

JUGEMテーマ:受験経験
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